茂木健一郎氏をdisってみる。

確かに fashionable だ。しかし私としては、例えばヤリイカを飼うためだけに五年間苦悩し続けた松本元の方こそ本物に思えてならない。少なくとも池谷裕二を読んだ時に感じた、「科学の現場を作る人」という印象を茂木健一郎から受ける事はなかった。

404 Blog Not Found:書評 - フューチャリスト宣言


激しく同感。おしゃれで頭良さそうだけど、全然現場の臭いがしない。確かに論文は書いてはいるものの、それが信じられないくらい、表だって言うことはそれとは全く乖離した綺麗事ばかり。


ワイドショーで無責任な口腔経由排泄してるコメンテータ達と変わらない。特色づけているのは「カシコカッコイイ」ポジションを維持してるだけ。


思い出されるのは、「心理学者」の富田隆氏だ。確かに心理学者ではあるが、その肩書きを利用してマスコミに露出して、自身の研究とは全く乖離した、それどころか心理学的にまったくのトンデモを心理学的裏付けがあるかのように撒き散らす。ただでも誤解されやすい心理学を、心理学者自身が滅茶苦茶にしている。


学生の頃読んだ松本さんの本はから、脳科学に真摯に打ち込む研究者の姿がかいま見えた。訃報を聞いて大きなため息を漏らしたのを覚えている。


将来、茂木氏の訃報を聞いたとき、自分はどう思うだろうか。


…まあこの位じゃ

「ああ、かわいそうになあ。この人がもしボクとリアルに会ってしまったら、徹底的にやりこめられるだろうなあ」と想像して、にやにや、しんみりして

茂木健一郎 クオリア日記: 火山爆発

もらえないだろうけど。