2007-01-01から1年間の記事一覧

炎上を見て

あふじゃで研修中元ミス東大の高島美紀子氏が自信のブログ『あふじゃで研修中』にて「こじきのくせに」という差別的な発言を書き込んだことからコメント欄が大炎上。 http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1070206.html 炎上って詰まるところ、解同の糾…

マシン語?量子論?どこまで掘り下げるとプロ?

マシン語はプログラミングの深淵であり、母であり、基礎です。 http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20070911 個人的にマシン語を愛するというのは構わないけど、 プログラムが書ける、という状態は「マシン語が書ける」という状態の延長線上にあるべきで、マシン語…

「マシン語を知らない子ども達」の問題点

イデオロギーの問題にされてしまったけど、こっちで書いた通り、ハードやシステムに関する基礎知識はプロとして*1必須なのは当たり前。だって、知らなきゃ正しい仕事ができないんだから。 「http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20070911/1189493767 マシン語を知ら…

静的モデリングとモデルレス

なるほど、リアルな現場の知恵、勉強になります。 プログラマの方にとっては、Date型を使わないことへの疑問があるようです。 Date型でなく、なぜわざわざyyyymmdd形式で日付のデータを扱うのかというと、自治体の業務においては必要な場合があります。 日付…

「生年月日から年齢の簡単計算式」は、[これはひどい]か

[ネタ]タグがほとんどなく、ホントに実用コードとして感心してるっぽいブクマの数々。トリビア的ネタなら構わないけど、実用コードとして見ると、自分の最初の直感的感覚は[これはひどい]だった。 最近知ったんですが、生年月日から年齢を計算する簡単な計算…

「OOは難しい」は真実であり、かつ嘘である。

「http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51079543.html」 まとめがw。しかし、OOを否定する手続き系マンセーな人達の一部は、コレを認識する必要があるかもしれない。 たしかにOOは設計情報が増える(≒難しい)が、それは、規模があって正しく整理された拡張…

「私」という現象−自由意志なんてありませんが、何か?

著者は、なんと自由意志は存在しない、という立場に立っている。これは怖い。実に怖い。なにしろ、怖がっている主体であるはずの「私」は存在しないというだけでも怖いのに、その怖さを避ける自由すら存在しない、と言っているに等しいのだから。 404 Blog N…

(失敗)ArrowでYコンビネータを…作れませんでした OTL

先日の"ArrowによるHaskellプログラミングの基礎。…パイプ感覚で順次/分岐/繰返し - よくわかりません"で、「あとで書く」にしていた「名前を使わない再帰」の方法を試してみたけど、結果は駄目だった。 ちゃんと理解してる人や素養のある人には自明なのかも…

はてなスターTシャツ欲しい!

…。…。…。男は黙ってサッポロビール。

ArrowによるHaskellプログラミングの基礎。…パイプ感覚で順次/分岐/繰返し

Programming with Arrowsを読んで理解したつもりのメモ。誤りなど乞うご指摘。 (復習)Arrowってなに? と思って以前調べたメモが"3分で解るHaskellのArrowの基本メモ - よくわかりません"。それにちょっと補足というか観点を変えてまず感覚の整理。 Monad…

イナゴ vs NHK+いのえもん

NHK「特報首都圏」ネットの“祭り”が暴走する by rina 政治/動画 - ニコニコ動画を観た。 お約束の印象操作的な手法とか、半ヤラセ丸出しの「当事者」素材とか、イナゴたちを釣り上げることにはそこそこ成功しているようだ。 自分は、地方ローカルの30分番…

夢想

先日、『高木浩光氏のWinnyへの怨念 - よくわかりません』、『「高木浩光氏のWinnyへの怨念」をちょっと整理 - よくわかりません』と、高木氏のWinnyに対する態度を非難するエントリを書いたが、昨日よいタイミングで高木氏自身がこれらをちょうど払拭する内…

「高木浩光氏のWinnyへの怨念」をちょっと整理

高木浩光氏のWinnyへの怨念 - よくわかりませんが、あまりに適当で曖昧ぐちゃぐちゃだったので普通の文にしてみる。 高木氏と自分で共通していると思う認識 Winnyにキンタマウィルスなどで意図せぬ情報が流出すると削除不可能となる。これは危険。 これにつ…

高木浩光氏のWinnyへの怨念

前から思ってたけど、なんなんだろう、この人の尋常ならざるWinny*1への憎しみは。ときおり根拠らしく述べる内容は、どう見ても「nyは絶対悪」の結論ありきの後付的な臭いがする物ばかり。 単なるアスペ性の粘着(によるバランス欠如)なのか。単なる成人型…

do記法でArrowを使いこなす基本メモ

3分で解るHaskellのArrowの基本メモ - よくわかりませんで残ったdo記法。Arrow syntaxと7.17. アロー記法を読んで理解したつもりのメモ。 感覚的には、Monadのdo記法と同じ。違いは、 Arrowを作る予約語「proc」を先頭で使う。感覚的には「(proc x->○△□)」は…

MonadとArrowの関係。

昨日のArrowのエントリで MonadもArrow(に出来る)…みたいだけど詳しい事は書いてなかった。 と書いたけど、手っ取り早く、GHC6.6.1のControl.Arrowのソースを見てみた。 要は、モナド自体じゃなくて、モナドの>>=の右辺に渡す b -> m c m b って書くけど、…

3分で解るHaskellのArrowの基本メモ

日本語でArrowの説明があまり見付からなかったので、Haskell/Understanding arrows - Wikibooks, open books for an open worldを読んで理解したつもりのメモ。オリジナルの図を見ながらだと分かりやすいかも。誤り・間違いなど、乞うご指摘。 b->cな関数をA…

Haskellの継続モナド(Continuation Monad)を理解するポイント

モナドのすべての継続モナドのところが簡潔で、概念とかもあまり明示的に説明してなくて理解に苦労したので、ポイントをメモ。誤りなど、乞うご指摘。 newtype Cont r a = Cont { runCont :: ((a -> r) -> r) } instance Monad (Cont r) where return a = Co…

茂木健一郎氏をdisってみる。

確かに fashionable だ。しかし私としては、例えばヤリイカを飼うためだけに五年間苦悩し続けた松本元の方こそ本物に思えてならない。少なくとも池谷裕二を読んだ時に感じた、「科学の現場を作る人」という印象を茂木健一郎から受ける事はなかった。 404 Blo…

「Googleに言語の力の序列を訊いてみた」のおまけ

COBOLなどの検索元自然言語比較(下の表)を見ると、やはり、日本はレガシーが特異的に多く残っているんだろうか。 Java,COBOLでの検索元地域比較をみると、インドはガチで「今」の商売言語に取り組んでるという事だろうか。 Haskellなどでの地域比較をみる…

Googleに言語の力の序列を訊いてみた

緑:fortran 青紫:cobol 橙:prolog 水色:haskell 朱:erlang FORTRANとCOBOLは根強い。やはり、歴史と実績は重要なのか。 言語の力と言えば肝心のこいつを入れてみなければ。 緑:fortran 青紫:cobol 朱:lisp ←★ 橙:prolog 水色:haskell Prologとほぼ互角。自分…

Emacsのhaskell-modeでGHCi使用時にC-c C-rで編集中ソースのバッファに居続けるパッチ

EmacsのHaskell Modeでは、C-c C-rすると、GHCiのバッファにカーソルが移ってソースをGHCiでリロードする。その場ですぐ色々試したい場合はそのままでいいけど、自分はこまめにエラーチェックのつもりでC-c C-rするので、カーソルはソースバッファに戻って欲…

Emacsのhaskell-modeでGHCi使用時にエラー行だけじゃなくエラー箇所に飛ぶパッチ

Haskell Modeでは、C-c C-rやC-c C-nでエラーの行に飛んでくれるけど、どうせなら行頭でなくてエラーの桁まで飛んで欲しい。パッチというほどの修正じゃないけど。 --- haskell-ghci.el.orig 2006-05-18 07:03:25.000000000 +0900 +++ haskell-ghci.el 2007-…

3DのGUIがギミックの壁を越えられない理由と突破口

たしかにスゲー!。感覚は面白い。 これを使えば関連あるファイルを積み重ねていったり、今作業中のものは目立つところに配置したりといったことができる。あたかも本当の机で書類をあちらこちらに動かしているような感覚だ。 本物の机の上で作業するような…

Second Lifeが抱かせた、言い様のない期待感の向こう

さすがユカタン、スバッと書いてくれた。思い出してみれば、SLが話題に出始めた頃、「Habitat*1が3Dになっただけじゃん?」とスルーしていた。しかし、あれよあれよという間にそれ系の誰もが認める寵児であるかの様になっていき、自分も最初の直感なんて忘れ…

趣味プログラマがプロで仕事するために足りないもの

ことプログラミングの世界においては、その実力は圧倒的に趣味プログラマのほうが、底辺から並にかけてのプロなんかよりも遥かに上と断言できます。もしあなたが、自分の実力は現場で通用するのかと悩めるプログラムが趣味の高校生であれば、断言してあげま…

人間力ゼロ

これはひどい。 私の知り合いにマンション業界のトップ・セールスマンであるY氏がいます。 (略) 彼いわく営業力とは、彼の全人生で培った人間力そのものであり、お客様に好かれるためには、上司に好かれ、同僚に好かれ、部下に好かれ、家族に好かれ、友人…

噛み合わない議論の生産性 池田氏のチョムスキー叩き叩き叩き叩きについて

これ(引用者注:3つ目の引用部)を最低の逃げとしてめちゃくちゃに叩いてる。なんで? ここで言ってること自体は別に至極まっとうじゃないの。 そうじゃなくて、この議論の問題は、ここでもまた議論が噛み合っていない事。 よくわかりません 私の答えは、『…

池田氏のチョムスキー叩き叩きについて。男はみんな珍走団

生産性に関する自己ブログのコメント欄で語るに落ちていた後、引き続きなぜかチョムスキー批判を突っ込まれていた池田氏。 廃星blog:池田氏のその後 池田氏は、単に「いつでもバリバリ、アクセルベタ踏み!!ブレーキ?何それw」系、というだけだと思う。…

経済学を学ぶことの有害性

山形vs池田は、池田氏の単なる誤読で片が付いた。しかし、気になることがある。池田氏支持派に経済学を囓っていそうな者が多かった事だ。 「賃金格差」と言ったとき、限界生産性の点の説明を想起するのが「経済学的に定番」の発想なのだろう。 それゆえ、ド…